1980年代 イタリア製 ロイヤルブルーサファイア・ヴィンテージリング
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1980年代のイタリアで生まれた、重厚さと華やかさを兼ね備えたサファイアリング。
刻印が薄くなっていたため最終的な工房名の特定には至りませんでしたが、ローマ地方にある「Arte Orafa di F.lli Ferrone Claudio e Sergio snc」 という工房である可能性が高いと思われます。
リングの緻密な彫金と格調高い意匠からは、確かな技術を持つ熟練職人の存在が感じられます。
枠の縁やミル打ち(ミルグレイン)にはホワイトゴールドを用いることで、サファイアの鮮烈な青をクリアに際立たせ、リング全体をシャープに引き締めています。対照的に、中央の幅広な部分には温かみのあるイエローゴールドが大胆に配され、その表面には唐草模様(スクロール)の精緻な彫金が施されています。さらに透かしの技法を組み合わせることで、光を巧みに取り込み、立体的な陰影と奥から湧き上がるような輝きを実現しています。
センターストーンには、鑑別で「ロイヤルブルー」と認められたサファイアをセッティング。深みある青が夜空のような静謐さを漂わせ、両脇のダイヤモンドが星のごとく煌めき、調和のとれた美を奏でています。
1980年代は、華やかな装飾と力強い存在感を持つジュエリーが求められた時代。本作もまた、伝統的な技術と時代の美意識が融合し、イタリアならではの豊かな文化と職人の情熱を体現しています。
単なる装飾品を超え、一時代の息吹を宿すこのリング。身に纏えば、異国の歴史と芸術を指先で感じさせてくれる、唯一無二の逸品です。
【刻印】
・ 750
・ サファイア 1.048ct
・ ダイヤモンド 0.101ct
【重さ】
・ 約8.31g
【指輪サイズ】
・ 約15号
※リングの幅が広いため、14〜14.5号ほどとお考えください
※こちらのリングはデザイン上、サイズ直しが難しいためシンデレラフィットの方にお迎えいただけましたら幸いです。
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